シャルドネとはどんな白ワイン品種?合う料理やおすすめ銘柄もご紹介!

シャルドネ 白ワイン


シャルドネと書かれたワインを多く見かけるけど、どんな特徴のワインなんですか?
それぞれの味の違いや料理と合わせるコツとかあるのかな?


そんな疑問にお答えしていく記事です。


ワインにそう詳しくなくとも、なんか聞いたことがある!という声が多いのが「シャルドネ」という名称。

白ワインの女王とも言われる、白ワイン用ブドウ品種の名前です。

ワインの個性はブドウ品種に大きく左右されると言われますが、この記事ではシャルドネの品種個性に触れながら、産地や造り方による違い、料理との合わせ方、ソムリエおすすめワインなどまとめて解説していきます。


最後まで読むと、何となく飲んでいたシャルドネのワインの楽しみが深まるはず!
ぜひ最後までご覧になってくださいね。

白ワインの女王シャルドネ基本データ

まずはシャルドネの原産地やブドウ品種の特徴、出来上がるワインのタイプや、シャルドネが世界で人気の理由をお話していきますね!

シャルドネの品種個性

シャルドネは品種自体に際立った個性がない「ニュートラル」なブドウ品種

そして環境適応能力が高い品種とされています。



・個性がないのが個性

・変幻自在

・真っ白なキャンバス




このように表現されたりもしますが、ニュートラルだからこそ育った環境や造り方を反映しやすく、一口にシャルドネと言っても仕上がったワインの個性はバラエティに富んでいるのが面白いところ。


また、環境適応能力に優れたブドウ品種で、どのような気象条件でもうまく成熟します。

シャルドネが世界中に広がっていった背景として、この順応性の高さが大きな要因となっていると言えるでしょう。


原産地はフランス・ブルゴーニュ地方

世界で生み出される高級な白ワインは「シャルドネ」を使ったものが多いですが、その筆頭格がフランス・ブルゴーニュ地方で造られるワイン。

ワインを理解していく上で絶対に外せない、世界的銘醸地です。


ブルゴーニュ地方はシャルドネの生まれ故郷とされており、ブルゴーニュ地方の白ワインはほとんどが「シャルドネ100%」です。


世界中で栽培されているシャルドネですが、とりわけブルゴーニュ地方で最も真価を発揮すると言われ、以下のものが世界的にもよく知られています。

・シャブリ(Chablis):辛口白ワインの代名詞。ブルゴーニュ地方最北のシャブリ地区で造られる。低価格〜高級品まで等級によって値段の幅が広い。


・モンラッシェ(Montrache):最高級白ワインの一つ。ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌ地区の特級畑(グラン・クリュ)の名前がワイン名。


・コルトン・シャルルマーニュ(Corton-Charlemagne):こちらも高級ワイン。同じくコート・ド・ボーヌ地区の特級畑から造られる。


・ムルソー(Meursault):コート・ド・ボーヌ地区のムルソー村で造られる。バターのようなコクのある風味が特徴。


・マコン(Macon):ブルゴーニュ地方南部のマコネ地区で造られる。ブルゴーニュ地方の中では低価格(2,000円位〜)のフルーティーなタイプが見つかる。


シャルドネのワインは大きく3タイプ


シャルドネは世界中の様々な気候や醸造法のもとで造られるからこそ、個性の幅が非常に広いのが特徴です。

「シャルドネが好き!」と言っても、できればもう一声「どんなタイプのシャルドネが好きか」が言語化できるとワイン選びもしやすくなるはず。


そこでシャルドネから造られるワインのタイプを大まかに3つに分類してみました。

1.キリッと酸味がシャープな爽やかタイプ(冷涼産地に多い)

2.果実味たっぷりフルーティータイプ(温暖産地に多い)

3.樽を効かせた豊満リッチタイプ(醸造時に木樽を使ったもの)


同じブドウ品種から造られているにも関わらず、このような違いが出てきます。

以前にシャルドネ飲み比べレッスンを開催して非常に好評でしたが、同じ品種で飲み比べをしてみると【産地の違い】や【造り方による違い】が明確に分かりやすくておすすめです。

シャルドネが世界中で人気の理由

なぜシャルドネがここまで世界的人気を誇るのかと言えば、秀逸なワインを生み出すブドウ品種のイメージがありながら、造り手にとって育てやすい。こうして世界中に広がっていき圧倒的知名度があることが要因と言えるでしょう。

もし仮に私が将来的にワインを生産するとしたら、ラインナップの中にシャルドネを確実に入れると思います。

なぜならみんな知っている品種で手に取ってもらいやすいから。


あまり馴染みのない品種のワインに挑戦してみるのも楽しいですが、自分の分かる名称が書かれたワインって何となく安心して手に取れたりしませんか?^^

シャルドネの代表産地

世界中で愛されるシャルドネですが、特に有名な産地は下記の通り。

・フランス・ブルゴーニュ地方

・アメリカ・カリフォルニア州

・チリ


最初に飲み比べをしてみるならこの辺りのワインがおすすめです。

産地ごとにワインの特徴も異なりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フランス・ブルゴーニュ地方


シャルドネの聖地と言えば、何といってもフランスのブルゴーニュ地方。

南北約200kmに渡って伸びる広いエリアで、前述した通り北部のシャブリ地区と南部のマコネ地区とでは違った個性のワインになります。


北ほど気候が冷涼なので酸味のすっきりしたワインになりますし、南ほど気候が比較的温暖でまったりフルーティーな個性に。


また、ブルゴーニュ地方の中腹にある「コート・ド・ニュイ地区」にはシャルドネを使った高級白ワインが軒を連ねていて、先にも挙げた「モンラッシェ」や「コルトン・シャルルマーニュ」など特級畑ワインは愛好家にとって垂涎もの。


ブルゴーニュ地方のシャルドネは「シャブリ」に代表されるキリッとミネラル感たっぷりな淡麗タイプから、「モンラッシェ」のようなリッチで芳醇なタイプ、「マコネ」で造られるフルーティータイプなど非常に豊富なバラエティが楽しめます。


ただ、ブルゴーニュの特定の地区名・村名が書かれたワインは値段もそれなりに張りますので、まず手始めに「ブルゴーニュ(Bourgogne)」とラベルに書かれた地方名ワインから試してみるのも良いですね。



アメリカ・カリフォルニア州

カリフォルニアも世界的に有名なシャルドネの産地です。

大きなきっかけとなったのが1976年の「パリテイスティング(パリスの審判)」という、世界のワイン業界に衝撃を与えた出来事。


フランスの錚々たる顔ぶれの高級ワインと、当時まだ世界的知名度の低かったカリフォルニアのワインの比較テイスティングするイベントで、トップに立ったのがカリフォルニア産シャルドネだったのです。

以降、本家ブルゴーニュを脅かすような高品質のシャルドネが多く生み出されています。


カリフォルニアシャルドネは、他の産地と比べてもアルコール度数が高め(14度以上)で木樽のニュアンスが強いワインが多い傾向にあります。

パワフルでリッチなタイプのシャルドネを楽しみたい方におすすめの産地です。

チリ

コストパフォーマンスの高さでいくと、チリ産ワインの右に出るものは少ないでしょう。

チリは温暖で乾燥した地中海性気候。ワイン造りに最適な環境です。

苦労せずともブドウがよく熟し、果実の美味しさをそのまま凝縮させたようなフルーティーなワインが出来上がります。


よく熟れたチリのシャルドネから生み出されるワインは、パイナップルや黄色い桃のような果実感に溢れた親しみやすい味わいです。



・恵まれた自然環境


・土地の価格や人件費が諸外国と比べ抑えられる

・日本とチリ間で結ばれた経済連携協定により、輸入時の関税がゼロ



このような点からお手頃な価格で美味しいワインを発掘できるのがチリワインの魅力でもあります。

まったり甘い味わいや、樽のニュアンスが感じられるシャルドネを気軽に試してみたい時におすすめですよ!


シャルドネと料理の相性


個性の幅が広いシャルドネですので、相性の良い料理も多岐に渡ります。

合わせるコツはワインと料理の味わいバランスを揃えるということ。


・酸味のきいた軽快なタイプにはさっぱり冷たい料理を

・コクのある濃厚なタイプには火を通したコクのある料理を



このポイントを意識しながら、具体的な料理案もぜひ参考にしてみてくださいね!

酸味のきいた軽快タイプ

キリッと酸味の豊かなタイプ(シャブリをはじめとした冷涼な産地のもの)には、さっぱりとした料理がおすすめです。


例えば、

・魚介のマリネやカルパッチョ
・シーフードサラダ
・白身魚の刺身や寿司
・天ぷら(塩)   など


爽やかで軽快な味わいのワインには、新鮮な魚介類や酸味のきいた料理と好相性。

ワインはよく冷やした状態だと、キレのある酸味が引き立って美味しく味わえるでしょう。

コクのある濃厚タイプ

酸味が穏やかでほどコクが感じられたり、樽のきいた芳醇なタイプであれば、火の通った魚介料理や揚げ物、肉料理など好相性です。


例えば、

・白身魚のバターソテーやムニエル
・クリームコロッケ
・カキフライ
・若鶏のクリーム煮    など


「白ワインには魚」という定説が出回っていますが、酸味がまろやかでリッチなタイプのシャルドネであれば、豚や鶏肉などの白身の肉にも味わいバランスは合いますよ。

ソムリエおすすめのシャルドネワイン


まず前回の記事に挙げた南フランスのシャルドネは、コスパ的にもとてもおすすめ!

フルーティーで上品に樽がきいた1,000円台の秀逸なワインです。



冷涼産地のシャルドネであれば、ウィリアム・フェーブルのシャブリは定番ですね。


樽をガツンと効かせた芳醇タイプの代表はチリのモンテス・アルファですね。



ここの項目には、今後も順次おすすめワインを追加していきますね!

参考になれば嬉しいです。

まとめ

世界で親しまれる「シャルドネ」は、多様な個性のワインを生み出す白ブドウの女王。

世界に名だたる高級白ワインにも用いられるポテンシャルの高さを持ちながら、環境適応能力の高さから世界中のワイン産地で栽培されています。

・寒い産地ほど酸味がシャープ

・暖かい産地になるとフルーティー

・木樽を使うと香ばしくリッチなテイスト



このように育った環境や造り方によってワインの個性が左右され、飲み比べが楽しいブドウ品種でもあります。


価格の幅も1,000円前後から数十万、百万するような物まであり、シャルドネはワイン初心者からワイン愛好家まで飲み手を飽きさせない魅力的なブドウ品種です。


ぜひ世界のワイン産地を旅する感覚で、様々なシャルドネを楽しんでみてくださいね♪





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