ワインを飲む順番、間違えていませんか?美味しく飲むための3原則
いつもご覧いただきありがとうございます。
公式LINEアカウントにこんなご質問が届きました。
複数のワインを飲む時に、どんな順番で飲んでいったら良いのか?
というものです。
今日はこちらのご質問にお答えしていきたいと思います^^
Contents
ワインは飲む順番がすごく大事な理由
結論から言うと、いくつかのワインを飲む時には順番を意識した方が断然良いです。
なぜかと言えば、それは食事をいただく時の順番を考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
例えば居酒屋で料理を注文する時には、無意識に最初は野菜系や生魚などのさっぱり軽めのものから始まり、徐々に火の通った魚や肉料理などに移行していって、場合によっては最後に締めの炭水化物やデザートと流れていきますよね。
レストランでコース料理をいただく時にも、さっぱりとした冷菜→温菜→メイン→デザートといった流れがあります。
もしこの順番が逆になったらどうでしょうか?
最初に味わいがしっかりしたメインの肉料理を食べてしまったら、あっさり味のおつまみが物足りなく感じてしまうと思います。
ワインも同様にそれぞれの個性を存分に堪能するために飲む順番が大事ということです。
複数ワインを飲み進める時の基本の3原則
では実際にどんな順番でワインを飲んでいくのばベターなのか、3つの基本原則をお伝えします。
軽いものから重いもの
食事と同様にワインもあっさりしたもの→濃厚なものの順でいただくのが吉。
白ワインは渋みがなく、赤ワインより軽めの傾向ですので、
スパークリング→白→(ロゼ)→赤の順が一般的です。
フレッシュで爽やかなものからコクのあるものへと進めていくと、各ワインが持つ本来の風味が楽しめるでしょう。
ちなみに、白ワイン2種、赤ワイン2種などと飲み比べしたい場合も、それぞれ軽めから重めの順番で飲むのが良いです。
【白ワインを2種飲みたい時】
酸味のキリッとしたすっきり系→酸味のまろやかなコクあり系
【赤ワインを2種飲みたい時】
渋みの少ないフルーティ系→渋みのしっかりした骨太系
メニューの中から選ぶのが難しい時には、お店の人に「白を2種類飲みたいので、最初は軽めのからお願いします」という言い方をしても十分に伝わるオーダー方法となります。
また、例えばホームパーティーで複数のワイン開ける時であれば、「アルコール度数」に注目をしてみるのも使える技。
アルコールは度数が低いほどさらっと軽快ですし、高いほどコクやボリューム感を感じます。
度数は低いもの→高いものの順番というのも間違いは少ないかと思います。
安いものから高いもの
値段の観点から見ていくと、手頃なもの→より高価なものの順がおすすめです。
ワインの値段がカジュアルなほど早飲みタイプのフレッシュな味わいなのに対し、値段が上がるほどに深みや奥行き、コクが増してリッチな味わいになる傾向です。
この順を逆にしてしまうと、最初に飲んだ高いワインはもちろん美味しくて幸せなのですが、それだけに後に飲む安いワインの粗が浮き彫りになりがち…。
この順番を守ることによってどちらのワインの良さも感じることができますよ。
若いものから熟成したもの
ワインのラベルに書いてある4桁の年号(ヴィンテージ=原料ぶどうの収穫年)に注目をしてみましょう。
その年号が新しいほど若いワイン、古いほど熟成(場合によっては劣化の可能性もありますが)したワインということになります。
ヴィンテージの若いワインは香り・味わいもフレッシュ果実感が前面に出ていますが、年号が古くなり熟成が進んだワインはより複雑な要素が出てきます。
そのため、シンプルでフレッシュな若いワイン→複雑味のある熟成ワインの順番が多くのケースで正解となります。
あえて順番を逆にして飲む場合
私もたまにありますが、そこそこ飲んだ後の2軒目などで、もうこれ以上重いのは飲みたくないな~という時には順番が逆になる例外もあります。
重厚な赤ワイン→軽快で爽やかなスパークリングワイン、香り華やかで軽快な白ワイン など。
順番を意識すると自ずと料理とも相性良し
ワインを飲む順番はとても大切です。
軽くてシンプルなもの→重くて複雑なもの という順番に則ってワインを頼んでいくと、それが料理を食べる順番(あっさりおつまみ→しっかりメイン)とも自然とマッチしやすくなりますよ!
適切な順序で料理とワインを選べると、それだけ「美味しい」を感じられることも多くなるはずですので、ぜひ意識しながら楽しんでみてくださいね。
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この記事を書いた人
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個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine
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