飲んだワインの味わいを翌日には忘れてしまう理由。


「あれ?昨夜飲んだあのワイン、どんな味だったっけ…??」


楽しく飲んだ翌朝にこう思った経験、誰しも一度はあるはず。


私も例に漏れず何度もあります、

美味しく楽しく、ハッピーな気持ちだったことだけは覚えているけれど、あれ?あのワインどんな香りや味だったっけ…???

どんなに記憶を辿っても蘇らないこと。


せっかく美味しい!と心を動かされるワインに出会ったのなら、その時の記憶をできるだけ鮮明に刻んでおけるようになりたいですよね。


今日の記事では、なぜあなたが飲んだワインをなかなか記憶できないのか、その理由や飲んだワインの記憶法についてお伝えしていきますね。


飲んだワインを翌朝には忘れている理由


これって実はそんなに複雑なことではないのです。

あなたが「美味しいね~~~」と最高な気分で飲んだそのワインの味を翌朝には忘れてしまっている理由。


それは、


感覚だけで捉えているから。


たったのこれだけの理由なのです。


ワインを「美味しい!」と思って幸せな気分で飲めることはとても素晴らしいことです。


そして、必ずしも飲んだワインの味を1つ1つ記憶しなければいけない訳でもありません。


でも、もしもあなたが、美味しかったワインのことは覚えておきたいな~と思うのであれば、次のことを実践するようにしてみてくださいね^^


感じた印象を「言語化」するようにしてみよう


単に「美味しかった!」で済ますのではなく、感じたことをできる限り言葉で残すようにしましょう。


この“言語化”というのが、ワインを覚えていく鍵なのです。


人は感覚をそのまま記憶することできません。

でも言語が伴えば記憶できるようになります。

人は言葉にすることで初めて記憶できる


私自身、ワインに関する発信を行うことがライフワークでもあります。


日数が経ってから【とある晩に飲んだ美味しいワイン】について記事にすることもありますが、あたかも昨夜飲んだかのようにワインの特徴を説明できるのは何故かというと、


“言葉に残す”を実践しているからに過ぎません。


私がプロだから飲んだワインを何でも記憶できるとか、そういう特殊能力を持っているわけでなく。笑


「これは後日紹介したいな~」と思うような印象に残るワインや心動かされたワインは、リアルタイムでスマホや手帳などに特徴をメモするようにしているのですよ~。


そうでないと翌朝には少なくとも8割方忘れてしまいます。

だってお酒ですものね、、、笑


気持ち良く酔うのがまた喜びですし、今この瞬間の楽しさを感じられるのが何よりですからね。

具体的にどんな言葉で表現したら良いの?

言語化するのが大切なのはよく分かったけど、じゃあ具体的にどんな言葉を使ったら良いのか?


そもそもワインを表現するボキャブラリーがないから困っているんです!という方も少ないでしょう。

そこで、3つの切り口から言語化のポイントをお伝えしますね。

「ぶどう品種」や「産地」で記憶する



美味しいと感じたワインに関しては、そのワインの原料として使われた「ぶどう品種」をチェックし、そのまま覚えるようにしましょう。

そこにプラスして、「産地」も合わせて記憶できたら、なお良いです!


「チリ(産地)のカベルネ・ソーヴィニヨン(ぶどう品種)が美味しかったな~」と覚えておけると、次回のワイン選びの軸にもなってきますし、


お店の人に「以前飲んだチリのカベルネが美味しかったです」と伝えられれば、お店の人がワインをおすすめする際にも非常にありがたい情報になりますよ!


フルーツの香りで記憶する


ワインの風味はよくフルーツに例えられます。


白ワインであれば黄色系のフルーツ(柑橘系フルーツやトロピカルフルーツなど)、

赤ワインであればイチゴやラズベリーのような赤系フルーツorカシスやブラックベリーのような黒系フルーツ


どの果物の雰囲気に近いかな~と意識して探してしっくりきたら、「あのワインはブラックベリーの濃密な香りが良かったな~」などと記憶してみるのも良いですね。

味わいの特徴で記憶する


ワインを飲む時には特に「甘み」「酸味」「渋み」を意識してみましょう。


これらがワインの味わいを構成する大まかな要素です。

この中から印象に残るものがあったら、


「ほんのり甘みがあって飲み口が良かったな~」

「酸味がキリッと爽快だったな~」

「渋みがまろやかで自分好みだったな~」



などと言葉で表現し、できる限りメモに残すようにしましょう。


その場で言語化だけしても、書き留めておかなければ寝たら大抵忘れてしまいます(笑)。

言葉に残して1つ1つ自分の「引き出し」を増やしていこう


飲んだワインをなかなか覚えられないのは記憶力の問題ではないこと、伝わったでしょうか?

言葉に留めることの積み重ねで、徐々にあなた好みのワインが明確になっていき、引き出しが増えていくはずです。

これまでとほんの少し意識を変えて、今日飲む1杯のワインを楽しんでみてくださいね!


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それではまた^^




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この記事を書いた人

佐藤 洋美
佐藤 洋美Delight-Full Wine代表
個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine