ワインのぶどう品種を覚えるのが大事なのはなぜ?
昨日の記事では、ワインのラベルはヨーロッパ以外(ニューワールド)の国の方が分かりやすいですよ、というお話をしました。
ニューワールドのワインのラベルには【ぶどう品種】の名前が書かれているから、
自分好みのワインを見つける近道はニューワールドのワインで品種の飲み比べをするのがおすすめですよ、というお話もしました。
ではなぜ品種に注目するのが有効なの?というお話を、今日は簡単に説明したいと思います。
ぶどう品種によってワインのキャラクターがある程度決まります。
結論からお伝えすると、ワインにとってぶどう品種が大事なのは
「ぶどう品種によってワインのキャラクターがある程度決まってくるから。」
です。
ワインはぶどう100%で造られたお酒です。
なにか他の原料や水を加えて味を調整する、ということは基本的にはありません。
だから、ワインというお酒は、
原料ぶどうの個性や質が、ワインの個性や質に大きく繋がりやすいということになります。
ただ、正直どのぶどう品種を使うかでワインのすべてが決まるわけでもありません。
ぶどうが育つ環境や天候、誰が造るか、流通や保管、飲むタイミングやグラス、合わせる料理…など、
ワインの感じ方を変える要素は1つや2つではないのが、ワインってちょっとハードル高いよね~と思わせる部分でもあり、
もっと突き詰めたい気持ちを刺激される部分でもあります。
ですが、その辺の理解をしていくのは次の段階としましょうか。
まず重要な「自分自身の好みを発見する」という第一段階においては、ぶどう品種を切り口とするのが一番だと考えています。
イチゴやりんごなど、ぶどう以外の果物にも品種がいくつもあって、それぞれに甘みや酸味が異なるように、
ぶどう品種も何百、何千という種類があり甘みや酸味、渋みなどの特徴がそれぞれに違ってくるのです。
ワインはぶどう100%、果実のエキスが凝縮したお酒ですから、
どのぶどう品種のワインが好きか。
まずはここを見つけて、そこから枝葉を広げるようにワインの楽しさを深めていきましょう。
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この記事を書いた人
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