ワインの「ボディ」の意味を分かりやすく解説します
今日のご質問はこちら
「フルボデイとかってよく聞きますけど、どういう意味なんですか?」
というものです。
ワインの”ボディ”という言葉、
たしかに聞き慣れてはいますけど
その定義が明確に分からなかったりしますよね。
今日はそのご質問にお答えしていきますね!
(ワインに関するご質問はLINEから受け付け中です。
こちらのブログにて順次取り上げていきますね)
Contents
■ボディとはすなわちワインのコクや飲みごたえのこと。
ワインのタイプを表現するのによく使われる”ボディ”。
「ライト」「ミディアム」「フル」の3段階で
表示されるのですが(主に赤ワインで使われます)、
コクがあって味わいが強くなるにつれ
ライト(軽い)→ミディアム(中間)→フル(重い) となります。
私はよくコーヒーに例えて説明しています。
ライトボディ:アメリカンコーヒー
ミディアムボディ:ブラックコーヒー
フルボディ:エスプレッソ
どうでしょうか?
これでイメージが湧いてきたら嬉しいです^^
ライトからフルに行くにつれて
味わいにコクが出て力強くなっていますよね。
そして色合いも濃くなっているのが分かるはずです。
これにワインを重ねてみてください。
グラスに注がれたワインの色が濃いほど
コクがあって飲みごたえがしっかりしていて、
逆に色合いが淡ければ
さっぱり軽やかな口当たりである場合が多いです。
■フルボディのワインは渋みや甘み、アルコール度数が高め。
赤ワインの味わいを決める要素は、
「渋み」「甘み」「酸味」「アルコール度数」が
主なところで、ボディは各要素の総体で決まります。
それぞれの要素がしっかり感じられるほど
飲みごたえもたっぷり力強く
フルボディということになります。
そしてワインの見た目と味わいは大抵リンクしているので、、、
色が濃いほど味が濃い!
これ、序盤でお話したコーヒーと同じですね^^
コーヒーに限らずお料理もそうですが、
茶色っぽいお料理ほど味が濃いですが、
ワインも色が濃いほど濃厚な味わいになるんです。
思っていたよりシンプルですよね!
■色が濃いワインは品種や産地で見分けられます
「それは分かったけど、自分で選ぶ時にどう見分けたら良いの?」
という方は、ぜひこちらを目安にしてみてくださいね。
【フルボディ】★色濃い・味濃いめ
ぶどうの品種だと、、、
・カベルネ・ソーヴィニヨン
・シラー/シラーズ
・ジンファンデル など
産地だと、、、
チリ、オーストラリア、
アメリカ・カリフォルニアなど
温暖で日照量の多い場所。
【ミディアムボディ】★中間・ちょうど良いバランス
ぶどうの品種だと、、、
・メルロ
・テンプラニーリョ
・サンジョヴェーゼ など
産地だと、、、
フランス・ボルドー地方、チリ、
スペイン、イタリアなどの暑すぎず寒すぎずな場所。
(上記でもエリアで変わったりするので、明確な線引はちょっと難しいですが…)
【ライトボディ】★色淡い・味軽め
ぶどう品種だと、、、
・ピノ・ノワール
・マスカット・ベーリーA
・ガメイ
・カベルネ・フラン など
産地だと、、、
フランスのブルゴーニュ地方、
ニュージーランド、ドイツ、
アメリカのオレゴン州、北海道など
冷涼な場所。
この辺を参考にしながら色々試してみて
ボディの違いを徐々に実感しつつ、
自分はどの辺の飲み心地のものが好きかを
探っていってみてくださいね!
自分の好みのワインのタイプを明確にすることが
ワインをより深く楽しむ上で何より大切です^^
それではまた書きますね。
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この記事を書いた人
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個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine
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