お蕎麦に合わせた北海道の「町民用ロゼワイン2019」


自宅でのお蕎麦飲みに合わせて、素敵な日本ワインをいただきました。

「十勝ワイン 町民用ロゼワイン 2019」


北海道東の十勝エリア・池田町にある【池田町ブドウ・ブドウ酒研究所】という老舗ワイナリーさんが手掛けるものです。


北海道は今、長野県と並ぶ盛り上がりを見せる日本ワイン生産地。


2019年現在、ぶどう栽培から瓶詰めまでを一貫して行うワイナリーが道内に40軒ありますが、この20年で5倍の勢いで増え、山梨県、長野県に次ぐ第3位の生産量を誇ります。



データはこちらの雑誌から
Winart2020年冬号は北海道の今が分かる!内容でした



【池田町ブドウ・ブドウ酒研究所】さんは1963年の創業。


北海道でワイン産業が本格化した1960年代当時からワイン造りに挑戦を続けてきた、日本の中でも老舗であり、国内初の自治体ワイナリーなのです。


「町民用ロゼワイン」

ネーミングが素敵すぎませんか?^^


町民のためのワインを部外者の自分が飲めるなんて!



それだけでものすごく特別さを感じられて、心が高揚します。



北海道が故郷のお母様を持つ知人が、現地で購入したものをわざわざ私に送ってくださって、とてもありがたく飲ませていただきました。


ラベルに書かれた情報によると、元々こちらのワインは町民だけが格安で購入する権利を持っていたそうで、

それまで馴染みの薄かった「ワインを飲む習慣」が生まれ、食文化の向上へと発展したとのこと。


現在は町民でなくても、全国の食卓で“ワインを気楽に”飲んで欲しいとの想いから購入ができるようになったそうで、これは絶対リピートしようと思っています!


ちょうどお蕎麦でワインを飲もうと思っていた夜。

おつまみは酢の物にとろろ、鮭の切り身、だし巻き卵など。


こちらのワインを開けるのに絶好のタイミングでした!


やっぱり同郷同士の組み合わせは間違いがありません

和のものをいただく時には日本のワインが最高です。


ワインのぶどう品種は「キャンベル」。アメリカにルーツを持つ食用ぶどうです。

食用ぶどうから造られたワインらしく、香りはまさに「ぶどうジュース」や「ぶどうキャンディ」のような可愛らしさ。


また桜餅梅しその香りも感じられました♪ 


桜餅の香りなんて初めてで、、、面白い!



明るいロゼカラーに同調するように春風を感じさせるワインで、日本の春の訪れにそっと寄り添ってくれそうです。

来年のお花見時期にぜひまた飲みたい!



いざ飲んでみると、香りほど甘くないのがとても印象的で、苦味が美味しく塩味とよく合いました。

カリッとグリルした鶏もも塩コショウともよくマッチして、蕎麦つゆにこの鶏肉をトッピングしていただいたのも最高でした。


さらに、わさびを添えると今度はワインが爽やかになったりして。


思う存分に食との相性も堪能できました。


今度は香りのイメージそのままに、梅しそきゅうり巻きとの合わせもしてみたい!



とても素敵な贈り物をいただき豊かな時間が過ごせたことに只々感謝です。

Hさん、温かなお心遣いをありがとうございました。




気軽に楽しめるデイリー辛口ロゼワイン。町民に限って販売していた「町民還元ローゼワイン」を改名したものです。






 

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この記事を書いた人

佐藤 洋美
佐藤 洋美Delight-Full Wine代表
個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine