餃子とワインの相性は?マリアージュのポイントとソムリエおすすめワイン


餃子とワインの相性ってどうなんですか?
餃子におすすめのワインがあったら教えて欲しいです!


こんな疑問を解消する記事です。


餃子と言えば、ワインよりもビールを思い浮かべる方は多いかもしれません。


でも餃子とワイン、実は全然いけちゃうんですよ♪


鍵となるのは中に入れる具材や食べる時のタレ(ソース)です。


今回の記事では餃子とワインを合わせる時のポイントや、実際に合わせて美味しかったワインを1本ご紹介します!

餃子ワイン、今までやったことがなかったのですが、私も今回合わせてみたのをきっかけにハマってしまいそうです!ぜひ皆さんにも楽しんで欲しいので記事にすることにしました♪
餃子に合わせるおすすめワインもいくつかご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。


それではさっそく見ていきましょう。

具材とソースに注目しよう


餃子とワインを合わせるときに注目したいポイントは次の2つです。

1.包む具材(タネ)

2.食べる時のタレ(ソース)



飲みたいワインのタイプに合わせて具材やソースを変えたり、逆に餃子のタネに合わせてワインを変えたり。

アレンジを加えることで、ワインと餃子のマリアージュの幅がぐんと広がってくるはずです。

定番の焼き餃子の場合


定番の餃子の具材はというと、豚ひき肉、キャベツやニラ、生姜やニンニク。


そしてソースはというと醤油やラー油、酢といったところでしょうか?


こうして王道の餃子にはロゼワインがよく合うと言われます。


パリッと焼き色のついた皮の香ばしさ、ジューシーな肉の旨みと香味野菜のアクセント、そしてピリ辛のソース。


これらの要素と、ロゼワインの適度な酸味と重さを兼ね備えた味わいがマッチするのです。


キリッと冷えたロゼスパークリングワインを合わせたら、口の中をさっぱりリフレッシュさせながら味わえます。



ロゼの中でも色が淡めで軽やかなタイプのロゼワインだったら、餃子のタネもあっさりめを意識すると両者のバランスがそろってきますよ♪


例:南アフリカのロゼスパークリング

チェリーやベリーのチャーミングな果実味と細やかな泡が舌の上で踊るように広がります。エレガントな質感を持つフレッシュで心地よい辛口ロゼスパークリングです。


淡いサーモンピンクカラーのロゼワインは、フレッシュで柔らかな酸味のエレガントな味わい。
オバマ前大統領もお気に入りというエピソードのある生産者のものなんですよ!
南アフリカのワインはコスパが高いことでも知られますが、こちらのロゼもおすすめです。



爽やかな白ワインに合わせる場合


具材にパクチーやセロリなどの香味野菜を入れるとたちまち香り豊かで爽やかな、変わり種餃子が楽しめます。

焼きよりも水餃子にすることで、パクチーの風味がより引き立ちます。


このように爽やかな香草を混ぜた清涼感ある水餃子には、同じく青草のような爽やかさを感じる白ワインがおすすめ♪


特にニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランは、品種の特徴として「青草」「ハーブ」「柑橘系フルーツ」などが挙げられます。


食べる時には香りと同調させるように、レモンやライムなどの柑橘の果汁を一絞りして、爽やかなマリアージュを味わってみてはいかがでしょう。


例:ニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブラン

フレッシュなハーブのニュアンスとクリスプでシトラスフルーツの味わい、酸とのバランスが楽しめる1本


ラベルも清々しいこちらのソーヴィニヨン・ブランは、ニュージーランドのものの中でもフレッシュハーブの爽やかさがしっかりと感じられる1本です。
パクチーとニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランは鉄板の相性ですので、ぜひ一度試してみてください♪



重めの赤ワインに合わせる場合


餃子に入れる肉を赤身の肉に変えてみると、赤ワインとの相性も良くなります。


牛肉やラム肉を使って、さらに黒コショウを混ぜ込んだら、スパイシーで飲みごたえのある赤ワインとも良い具合にバランスが取れるはず。


タネにチーズを加えれば餃子により一層コク深さが加わりますので、飲みたいワインの重さや濃厚さに合わせてタネの配合を変えてみると良いでしょう。


焼き目をしっかりつけて、ソースは、甘辛い焼肉のタレや、まろやかな酸味のバルサミコ酢なんかも良いですね。


ミディアム〜フルボディの赤ワインに合わせる時には、タレにも甘やかなコクやまろやかさがあることを意識してみてくださいね。


例:スペイン産テンプラニーリョ

ブラックベリーやプラムなど果実の豊かなアロマにバニラやブラックペッパーのスパイシーなニュアンス


星空のラベルが素敵な、スペインの名門トーレスが出かけるフルボディの赤ワインです。
ブドウ品種はスペイン品種のテンプラニーリョ。
豊かな果実感と樽の甘みを感じる濃厚なワインなので、がっつり肉感のある餃子とぜひ合わせてみたいです!(そろそろお腹が空いてきました。。笑)



まとめ


いかがでしょうか?

餃子に入れる具材やソースを工夫することで、合わせるワインの幅も広がることがお分かりいただけたかと思います。


・あっさり軽めの餃子にはワインも軽く

・こってり食べごたえのある餃子にはワインもコクのあるものを



餃子に限らずですが、ワインと料理を合わせる時には両者の重さをそろえることを意識するのがポイントです。


今回ご紹介したもの以外にも具材やタレを自由にアレンジしながら、餃子とワインの様々な相性を楽しんでみてくださいね!


「記事の中でご紹介したワインとの相性を実際に試してみたよ!」
「こんなワインと合わせたら良い感じだったよ!」という発見があったらぜひ教えてくださいね♪


今日の記事はここまでとなります。




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この記事を書いた人

佐藤 洋美
佐藤 洋美Delight-Full Wine代表
個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine