ドイツのピノノワール「シュペートブルグンダー」おすすめの1本

Martin Wassmer Spatburgunder 2016

ドイツのピノ・ノワール「シュペートブルグンダー」はどんな味わいですか?
おすすめのワインがあったら知りたいです!


そんな疑問を解消する記事です。

「シュペートブルグンダー」とは、赤ワイン用ブドウ品種ピノ・ノワールのドイツでの呼び名。

この記事では、ドイツ産ピノ・ノワールの特徴や今いちばんおすすめしたい1本をご紹介します!


「シュペートブルグンダー」ってちょっと覚えづらい名前ですよね。
私も記憶に定着するまでに数年かかりました。。。笑

だからこそ、この記事ではシュペートブルグンダーの基本を分かりやすくお伝えできたらと思います!
おすすめの1本もご紹介しますので、興味をもったらぜひ試してみてくださいね♪


それではさっそく見ていきましょう。

シュペートブルグンダーの語源



ピノ・ノワールのドイツでの別名「シュペートブルグンダーは」ドイツ語でSpätburgunderと書きます。

Spät(シュペート)はドイツ語で「遅い」、burgunder(ブルグンダー)は「ブルゴーニュ」を指しますので、直訳すると【遅いブルゴーニュ】となりますね。


そしてここでフランス語のピノ・ノワールの意味も見てみたいと思います。


Pinot(ピノ)はフランス語で「松ぼっくり」を意味し、小ぶりの実が密集したブドウの房が松ぼっくりのように見えるところから来ています。

そしてNoir(ノワール)は「黒い」の意味。


直訳すると黒いピノ、つまり【黒ブドウのピノ】という意味合いになります。



フランス・ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールが、ドイツに渡って【遅いブルゴーニュ】という意味を持つ名前に。なんだか語学の面白さを感じますね!




ところで「遅いって、何が?」というのは気になるところかもしれませんが、これは収穫時期のこと。


ピノ・ノワールは早熟なブドウ品種として知られていて、暑い場所に植えればブドウは早く熟します。


でも暑くて「糖度」がグングン上昇していくと、反対に「酸度」が下がっていってしまうんですね。


酸味の高さは上質なワインの条件でもありますし、ピノ・ノワールの持ち味である【上品な酸味】を生かすためには、冷涼な気候が向いているということ。



実際に世界でピノ・ノワールが成功している産地を見てみると、ブルゴーニュ地方をはじめドイツやアメリカ・オレゴン州、日本の北海道な冷涼な土地が多いというのが特徴になります。



寒冷地ドイツでピノ・ノワールを植えると収穫時期が遅くなる。

これが「シュペートブルグンダー=遅い(時期に収穫する)ブルゴーニュ」という語源である、と私は解釈しています。


このような背景を知ってみると、むずかしい響きの「シュペートブルグンダー=遅い(時期に収穫する)ブルゴーニュ」という名前も少しは覚えやすくなりますか…?^^


ドイツの代表産地

引用:https://www.reddit.com/r/europe/comments/619c88/wine_regions_of_germany/


ワインを深く理解していくには、地図を見ながら全体像を捉えていくことが非常に重要です。


ドイツはフランスの右肩あたりに位置していて、緯度も高め。


ワイン造りに適した緯度は、北半球・南半球ともに30〜50度と言われています。


そんな中ドイツのワイン産地は概ね47〜52度に位置していて、この数字からなんとなく冷涼な気候をイメージできるのではないでしょうか。


ドイツのワイン産地はより温暖な南西地方に広がっていて、その中でもシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)を使った赤ワイン産地は南のあたりバーデン地区が有名です。


バーデン地区

先ほど載せた地図の左下に青く塗られた細長いエリアがBaden(バーデン)地区


ドイツで3番目に大きなワイン生産地域で(ちなみに1番目はラインヘッセン地区、2番目はファルツ地区)、西側にフランス、南側にスイスと国境を接します。


地図からも分かるようにドイツの中でも南部に位置しているため、気候は国内で最も温暖と言われ、栽培されているブドウの面積は34%がシュペートブルグンダー(2020年度ソムリエ教本より)です。


ただ北部ではドイツの至宝・白ワイン用品種のリースリングも栽培されています。


世界的な白ワインと赤ワインの分布を見てみると、一般的に涼しい産地ほど酸味のきいた白ワイン造りに適し、暖かい産地ほどコクのある赤ワイン造りに適しています。


バーデン地区も北ほど白ワイン用品種の比率が高く、南ほど赤ワイン用品種の比率が高いので分かりやすい例ですね。


そしてこのエリアはフランス・アルザス地方に近いこともあり、料理を引き立てるようなワイン造りをモットーとする生産者が多いのも特徴的です。


シュペートブルグンダーの特徴

シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)の特徴は一般的に次の通りです。

【外観】
透き通った明るい赤。冷涼産地ほど色は淡く透明感が増し、温暖産地ほど色は濃くなる。

【香り】

赤系果実(イチゴ、ラズベリー、チェリー)、華やかな花(スミレ、バラ)、熟成すると紅茶や湿った土、枯れ葉など

【味わい】

洗練された豊かな酸味が特徴。渋みは穏やかできめ細やか。上品な味わい
 


ピノ・ノワールは数あるブドウ品種の中でもとりわけ繊細で、最も愛情を要すると言われます。


全般的に冷涼な産地で成功を収めていて、その代表格がなんと言ってもブルゴーニュ地方。


他にも様々な産地で栽培されていますが、産地の違いとしてはこの点を押さえておくと良いかと思います。

●冷涼な産地ほど色が淡く、酸味がすっきり

例:フランス・ブルゴーニュ、ドイツ、北海道、アメリカ・オレゴン州など


●温暖な産地ほど色が濃く、果実の甘さを感じる


例:アメリカ・カリフォルニア州など



気温の低い場所ほど酸味を強く感じ、高い場所ほど甘みを強く感じる。


これは実はそんなに難しいことではなく、例えば北海道と沖縄の果物の熟し方の違いを考えてみたら意外とスッと入ってくるのではないかな?と思います^^


今一番おすすめしたいシュペートブルグンダー


ドイツのシュペートブルグンダー、様々な生産者さんのものが造られていてそれぞれに魅力的です。


そんな中から今回おすすめしようと思うのが、この2ヶ月ほどでたまたま立て続けに飲んだマルティン・ヴァスマー シュペートブルグンダーです。


生産者マルティン・ヴァスマーは1998年に設立されたワイナリーで、シュペートブルグンダーの品質の高さで評価が向上しているとのこと。

2018年にはヨーロッパのワイン雑誌「Vinum(ヴィノム)」の、ドイツの最もコストパフォーマンスに優れたピノ・ノワール部門で優勝という快挙を成し遂げました。


このワインが造られるバーデン地区の南部は、それまで安旨系ワインの産地として認知されていたそうです。


しかしマルティン・ヴァスマー醸造所」の設立後、ワインの高品質化が進み世界からの評価が上昇。

今後目が離せない生産者として、目が離せない存在と言われています。



「マルティン・ヴァスマー シュペートブルグンダー」

東京タワーをバックにいただく贅沢…!


このワイン、実は先日訪れた恵比寿の「ロングレイン」さんにもオンリストされていました!

その際に飲んだのが2度目でしたが、相変わらずのおいしさ。


「やっぱりこのワイン好きだな〜。また絶対飲もう!」と確信をした瞬間でした。


この時に合わせたのはエビトーストwithスイートチリソース 。
意外な相性が本当に最高で勉強になりました♪



テイスティングメモ

色はシュペートブルグンダーにしては濃くてトロリ凝縮感を感じさせる液体の状態。

苺の甘い香りに加え、土やゴボウの要素などもあり、香り豊かで濃いめです。

フルーティーさと木樽からくる温かみ、大地の温度感、コクと深みと包容力。

濃厚で噛みしめたくなる美味しさ。落ち着いているがふっくらした味わいでした。

ヴァスマー醸造所のベーシッククラスにあたるピノ・ノワール。2~5回使用の225Lのオーク樽で醸造。イチゴやチェリーを思わせるピュアでチャーミングな果実味、軽やかできれいな酸を持つ。



ドイツのシュペートブルグンダーを試してみたい!

そう思った方にまず最初におすすめしたい1本です^^

最後に

ドイツのシュペートブルグンダー。

正直わたしも初めてその名前を耳にした時にはなかなか覚えられませんでした^^;


でも名前の由来を知ってみたり、美味しい1本に出会えると急激に親しみが沸くはずです。


ピノ・ノワールが好きな方はもちろん、「そういえばドイツの赤ワインってあまり飲んだことがないな〜」という方にも今回のワインはおすすめ!


実際、インスタグラムにも投稿をしたら「このワイン好きです!」と、ワインのプロからもコメントが届きました♪
 


おいしいシュペートブルグンダーとの新たな出会いになれば嬉しいです!
少しずつ知識を付けながらワインの楽しみを増やしていってくださいね♪



あなたのおすすめシュペートブルグンダーがあれば、ぜひLINEから教えてくださいね。


今日の記事はここまでです。






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