ロゼワインってどんなワイン?造り方や合う料理、飲み方を解説!



悩んでいる人
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ロゼワインってどんなワインなんですか?
造り方や合わせる料理、楽しむシーンやおすすめロゼワインなど、基本的なことが知りたいです!



こんな疑問を解消する記事です。

「ロゼ」はフランス語でピンクを意味し、ピンクやサーモンピンクの色合いをしたワインを指します。


日本では桜の時期に最もロゼワインが多く飲まれる印象ですね。


…とはいえ、まだまだ他国と比べてロゼワインの馴染みが薄く、その楽しみ方をイメージしづらい方が多いようです。


ですがロゼワインは世界中で造られ、ここ数年ブームが続いています。


一大消費国アメリカでも消費量が急増し、「プロヴァンス・ロゼ」で有名なフランスではロゼワインの消費量が白ワインを上回るほど親しまれています。


色合いの華やかさだけでなく、幅広い料理にマッチするフレンドリーさも持ち合わせているので、「食事に合わせてロゼワイン」の選択肢があると、季節を問わないロゼワインの楽しみが増えるはず!



✅いまいちロゼワインの楽しみ方が分からない…

✅そもそもロゼワインってどんなワインなの??



そんなあなたのために、今回はロゼワインの基礎知識からおいしい飲み方、おすすめロゼワインまで一挙ご紹介いたします。


ぜひ最後までチェックしてくださいね!


見た目が上品で華やかなロゼワイン♪
味わいの幅が広くお料理にも実は合わせやすくて、夏場にすっきり冷やして飲みたいワインのひとつでもあります。
ロゼワインに少し詳しくなって、ワイン選びのバリエーションを増やしてみませんか?

hiromi
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それではさっそく見ていきましょう。


ロゼワインの造り方



【rose ロゼ】とはフランス語で「ピンク」を意味します。


心浮き立つようなロゼワインの美しい色合いはどこから生まれるのでしょうか?


まずはロゼワインに用いられるブドウや造り方について解説していきます。


ロゼワイン造りに使うブドウ



ロゼワイン造りに必ず用いられるのは「黒ブドウ」と呼ばれるもの。


青黒い果皮をしていて、皮の部分には「アントシアニン」と呼ばれる色素の成分が含まれています。


これがロゼワインの美しいピンク色の元となります。

ロゼワインの製法


一般的なロゼワインの製法は大きく2つに分かれます。


1つは「セニエ法」と呼ばれるもの。


もう1つは「直接圧搾法」と呼ばれるもので、どちらの製法をとるかで色の濃さや味わいなど大まかなタイプも異なってきます。


セニエ法


圧搾した黒ブドウを発酵用のタンクに入れると、果汁に果皮や種が漬け込まれることによって「色素」や「渋み」の成分が徐々に染み出てきます。


発酵前もしくは漬け込み(醸し)初期のほどよくピンク色になった液体を抜き取り、その液体を引き続き発酵させるのがセニエ法のロゼワインです。

セニエ(Saignée)とは

フランス語で「血抜き」の意味があり、発酵前や発酵初期の醪(もろみ)からピンク色の果汁を抜くところが「血抜き」のようなので、このように呼ばれるようになりました。



黒ブドウを漬け込むこちらの製法は赤ワイン造りに近い醸造法ですが、赤ワインよりも抽出される色素量とタンニン量が少なくなるため、色合いも味わいも赤ワインの手前というイメージですね。


直接圧搾法よりも色が濃いめのロゼワインが多く、中には赤ワインに近い色合いや味わいのものもあります。


直接圧搾法


一方で、こちらは白ワイン造りに近い製法となります。


黒ブドウを破砕・圧搾し、そのジュースをすぐに発酵させる方法です。

ブドウを搾る際に、皮からの色素成分(アントシアニン)が滲み出ることで、ほんのりピンク色をした果汁を取ることができます。


その果汁をアルコール発酵させたのが直接圧搾法のロゼワインです。


果汁と果皮の接触時間が「セニエ法」と比べても短く、色素やタンニンの抽出量も少ないため、より淡い色合いですっきりした白ワイン寄りのロゼとなります。


その他の製法


・赤ワインに近い製法の「セニエ法」

・白ワインに近い製法の「直接圧搾法」



上記が主なロゼワインの醸造法ですが、その他にはこんな方法でロゼワインが造られることがあります。



●混醸法

発酵前の黒ブドウと白ブドウを(そのままもしくはモロミの状態で)混ぜて発酵を行う。


●ブレンド

白ワインに少量の赤ワインを混ぜる方法。



ただし、これらの方法でロゼワインを造られるケースは非常に少ないです。


白ワインと赤ワインを混ぜるブレンドを認められているのも、フランスのロゼシャンパーニュが主です。


hiromi
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ロゼワインのピンクの色調は「黒ブドウ」の皮から由来していて、色の濃さに違いが現れるのは製法による部分が大きいことがわかりましたね!



ロゼワインの美味しい飲み方



ではロゼワインは、実際にどんな楽しみ方ができるのでしょうか?


ロゼワインを最大限おいしく飲むためにおすすめな飲用温度やグラス、料理、シチュエーションなど解説していきます。

ロゼワインのおいしい温度


ロゼワインはフレッシュな味わいや酸味を引き立たせるために、よく冷やして飲むのが一般的です。


ですが、前述したようにロゼワインも味わいに幅があり、それぞれに適温が異なってきます。


  • 白ワインのようなさっぱりタイプ:白ワイン同様によく冷やして

  • 赤ワイン寄りのしっかりタイプ:12〜13℃ほどに冷えた状態で


ワインは温度が下がるほどに味わいがすっきり、引き締まった印象になります。


逆に温度が程よく上がることで香りが立ちやすく、味わい豊かで滑らかな飲み心地になります。

冷やしておいたロゼワインを30分ほど室温においてから飲むことで、温度の変化を感じられますよ。


ロゼワインの色合いをヒントに温度調整してみると、ワインの新たな表情に気付けるはず♪


ぜひお試しくださいね。


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ボトルの上からかぶせるだけ 。持ち運びにも便利なワインクーラー。 事前に冷凍庫に入れておけば、いつでもワインを冷やせます。


私はブルーを持っていますが、とても便利でかなり重宝しています。


ロゼワインに適したグラス



グラスのチョイスもまた、ロゼワインのタイプによって変わってきます。

【色が淡く軽快なタイプ】

小ぶりなグラス・・・すっきりした風味が生きる。またしっかり冷やしたワインの温度を維持しやすい(温度が上がりづらい)

【色が濃く骨格のあるタイプ】

中ぶりなグラス・・・赤い果実の華やかな香りがグラスからしっかり感じ取れ、ボリューム感ある味わいを存分に感じられる



白ワインにも用いられる万能タイプのグラスがあれば、ロゼワインにも使えます。


いずれのタイプも赤ワインよりすっきりした味わいですので、小ぶり〜中ぶりのグラスで対応できます。


ロゼスパークリングの場合は、スパークリングワイン用グラスを用いると良いですね。


相性の良い料理やおつまみ



「フードフレンドリー」なのがロゼワインの大きな魅力です。


ロゼワインの多様な個性に合わせて様々な食材に合わせることができます。


【さっぱり系ロゼ】

色が淡くすっきりドライな飲み口のロゼワインは、白ワイン感覚で料理を合わせてみましょう。
フレッシュトマトのカプレーゼや魚介のタルタル、魚介の刺身やカルパッチョなど軽めの冷菜をはじめ、素材の味を楽しむ繊細な和食とも好相性です。


【しっかり系ロゼ】

色が濃く骨格を感じられるタイプのロゼワインは、軽めの赤ワイン感覚で料理を合わせてみましょう。
よく合うのがトマトソースを使った料理。魚介の煮込み料理やソテー、脂の少ないライトな肉料理や醤油や味噌で調理した料理もおすすめです。



また、ロゼワインを合わせる上で知っておくと役立つポイントがこちら。


★ロゼワインに近い色合いの食材や料理を合わせよう


つまりピンクやオレンジ色をした素材がよく合うということになります。

生ハムやアスパラベーコン、サーモンを使った前菜、エビチリなど色で合わせていくと外れが少なくなります。


「白ワインだと軽すぎるし、赤ワインだとちょっと重いかな」といった時にロゼワインが活躍してくれますよ!


ロゼワインが美味しいシチュエーション



見た目にも華やかで軽快に味わえるロゼワインは、ランチタイムのお供やホームパーティーやおもてなしのシーンにもおすすめ。

また、桜の季節にロゼワインはピンクのカラーがマッチして気分も華やぎますし、キリッと冷やした軽やかな味わいは夏場にも爽快に楽しめます。

ピクニックやBBQなど、アウトドアのお供にも最適です。


ロゼワインならではの美しい色合いを楽しんだ後に、香りや味わい、料理との相性をたっぷり堪能くださいね。


フランス三大ロゼワイン

プロヴァンス・ロゼ(フランス・プロヴァンス地方)


南フランスの

プロヴァンス地方といえば、地中海沿岸に広がる世界屈指のロゼワイン産地としてその名を知られます。


ニースやカンヌなど人気のリゾート地を有することでも知られ、この地方で生産されるワインの9割がロゼワインです。


特に生産量が多いのは「Côtes de Provence(コート・ド・プロヴァンス)」とラベルに書かれたもの。


南仏の太陽の恵みを存分に受け育ったサンソーやグルナッシュ、シラーが主要品種として用いられています。


その他に「Bandol(バンドール・赤も有名)」や「Cassis(カシス)」という地名が書かれたロゼワインも有名で、魚介料理のブイヤベースとの相性が良いことでも知られます。


プロヴァンス地方でおすすめのロゼワインを2本ご紹介しますね!

ミラヴァル・ロゼ

Miraval Rosé / Côtes de Provence / Jolie - PItt & Perrin

近年、プロヴァンスのロゼワインを牽引する存在となっているのが「ミラヴァル・ロゼ」です。


ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、ロゼワインの産地でもある南フランス・プロファンス地方に購入したワイナリー「シャトー・ミラヴァル」が手掛ける1本です。


ビッグカップルが2008年にワイナリーを購入したとあって、当時から「ミラヴァル・ロゼ」は非常に大きな話題となり、毎年リリースのたびに人気を博しています。


二人が別々の道を歩むことになった現在もこのワイナリーは引き継がれ、フランス・ローヌ地方の名門として知られるペラン・ファミリーによって醸造されるワインの品質もさすがです。


ちなみにこちらのワインは毎年夏至の日に解禁され、ネットでも入手できますので、話題のワインを飲んでみたい!という方はぜひチェックしてみてくださいね。

MIRAVAL ROSE ミラヴァル・ロゼ 生産者:ミラヴァル(アンジー・ブラピ) AOC:コート・ド・プロヴァンス 品種:サンソー、グルナッシュ、シラー、ロール



バンドール ロゼ

@hiromi_wine Instagram


「バンドール」もプロヴァンス地方で造られるロゼワインのひとつですが、より高品質なものが多いです。


「バンドール」とは同地方の港町の名前。

赤ワイン有名な産地ですが、ロゼワインも高品質なものが生産されており、ブドウ品種はムールヴェードルをベースに、ブールブーランやカリニャン、シラーなどが補助品種として用いられます。


「ドメーヌ・ラフラン・ヴェロル」が手掛けるこのロゼワイン、冬の時期にあんこう鍋に合わせてみたら素晴らしい相性で、魚介の煮込み料理や竜田揚げともよく合いそう。


ぜひ試してみてくださいね。

原産国:フランス 地方/地区:プロヴァンス/バンドール 品種:ムールヴェードル 70%/サンソー 20%/グルナッシュ 10%


ロゼ・ダンジュー(フランス・ロワール地方)


フランス・ロワール地方のアンジュー地区もロゼワインの産地です。


この地区では辛口〜甘口の白ワインやスパークリングワインなど多彩なワインが造られていますが、ロゼワインでは「Rosé d'Anjou(ロゼ・ダンジュー)」「Cabernet d'Anjou(カベルネ・ダンジュー)」を生産。


カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨン、グロロー、ピノー・ドーニなどの品種を用いて、甘さを感じるチャーミングなタイプのロゼワインが造られます。

タヴェル(フランス・ローヌ地方)


フランス南部のローヌ渓谷地方は赤ワインを中心としたワイン産地ですが、ローヌ地方南部に位置する「Tavel(タヴェル)」は、ロゼワインだけが生産される珍しいエリアです。

グルナッシュ種が主体の色が濃くしっかりしたロゼワインは、18世紀にルイ14世のお気に入りだったんだとか。


その他産地のおすすめロゼワイン


フランス三大ロゼワイン産地以外でも、おいしいロゼワインは世界中で造られています。



⬇️このロゼワインの魅力は、フラワーボトルの華やかさのみならず味わいにもあり!
価格とのバランスも抜群です。



⬇️ハリウッド女優が大手ワイン生産者とタッグを組んだビッグプロジェクト。
以前販売したワインセットにもお入れしましたが、大変ご好評でした。



⬇️北海道で造られる「町民用ロゼワイン」。
日常の食事にすっと馴染む、とても素敵なロゼワインです。


おすすめロゼワイン、随時更新していきますね。

まとめ


世界的人気のロゼワイン。

白ワインに近いすっきりタイプから、赤ワインに近いしっかりタイプまで多彩な色調や個性があり、テーブルに彩りを添えてくれます。


・見た目がおしゃれ

・多彩な味わいが楽しめる

・幅広い料理に合わせられる

・全般的に価格帯が押さえめ



このような魅力が詰まっているのがロゼワインです。


日本ではロゼワインの浸透はこれからといったところですが、季節やシチュエーション・料理に応じた楽しみ方を取り入れながら、新たなワインの選択肢として「ロゼワイン」を加えてみてはいかがでしょう♪


hiromi
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この記事を読んで「ロゼワイン飲みたい!」と思っていただけたなら嬉しく思います。

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このブログを書いた人

佐藤 洋美ワイン講師/ワインメディア運営
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい!

ワインスクール(東京都内/オンライン)、ワインメディアを運営しています。

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