話題のオレンジワインを飲んでみよう!おすすめワインをご紹介♪



世界に広がる「オレンジワイン」


それは果物のオレンジを使ったワインではなく、赤でも白でもない“オレンジ色”のワインです。 


簡単に言うと“白ブドウを使って赤ワインのように仕立てたワイン”、それを「オレンジワイン」と言い、今や世界共通言語となっています。

今、オレンジワインに注目する人が多いと聞いたけど、正直どのワインを選んだら良いか分かりません。。
おすすめワインを教えてください!



今回の記事ではオレンジワインの基礎知識とともに、おすすめのオレンジワインをご紹介します。


「一度試してみたいけどどのワインを選んだら良いか分からない…。」


そんな方は要チェックです。

hiromi
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一口にオレンジワインといえど、個性の幅は様々。
ご自身の飲みたいタイプに合わせて選んでいきましょう♪



それでは早速みていきましょう。





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オレンジワインとは?



オレンジワインとは、白ブドウを丸ごと漬け込みながら発酵を行って造られるワインのこと。


これにより皮から色素が抽出され、オレンジの色調を持ったワインとなるのです。


また、ブドウの皮や種からは渋み成分のタンニンをはじめとする様々な成分が引き出されるため、複雑性のある味わいになります。


ワインの一般的な仕込み方を比較!

ワインの色使うブドウ造り方
白ブドウ/
灰色ブドウ
果汁のみ発酵
オレンジ白ブドウ/
灰色ブドウ
ブドウ丸ごと発酵・漬け込み
黒ブドウブドウ丸ごと発酵・漬け込み
ロゼ黒ブドウ皮から色素がにじみ出た
ピンクの液体やワインを仕込む

上の表からも分かるように、通常白ワインに用いられる白ブドウや灰色ブドウを使って、赤ワインのように仕立てたものが「オレンジワイン」なのですね。


白ワインより色が濃く、渋みや飲みごたえが感じられるのは、皮や種が持つ色素や渋みの成分が豊富に抽出されるため。


ただし色調や味わいの強弱には幅があり、より白ワインに近いものから赤ワイン寄りのものまで、多彩なスタイルのオレンジワインが存在します。


オレンジワイン発祥の地①
ジョージア



オレンジワインのルーツは、世界最古のワイン産地と言われるジョージア

(地図の真ん中あたりに表示されている国です)
 

ジョージアのワイン造りの歴史は8000年前に遡ると言われるほど古いものです。


ここでの伝統は、地中に埋められたクヴェヴリという素焼きの甕(かめ)の中にブドウを丸ごと入れ、皮なども一緒に漬け込みながら発酵・熟成をさせる製法です。




この製法によりブドウ果皮から色素が醸し出され、美しいオレンジ色や琥珀色のワインが生まれるのです。

(オレンジワインのことを、ジョージアでは「アンバー(琥珀色)ワイン」と呼びます)


クヴェヴリで醸造するワイン造りは、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。


2008年にはジョージアの古代製法を守ろうとする人々によって「クヴェヴリワイン協会」が立ち上がり、現在海外に輸出されるクヴェヴリ醸造のワインは、伝統を重視したスタイルを再構築したものです。

参考書籍はこちら

日本でもじわじわと人気の高まりを見せるオレンジワインについて、歴史、定義、タイプといった基本事項をはじめ、合わせる料理、日本で入手可能なオレンジワインのカタログ、また飲み方指南まで、オレンジワインってなに? という疑問にお答えすべく、総力特集にてお届け!




もちろんジョージアでは通常の白ワインや赤ワインも造られています。

ですが、8000年前からの伝統があるオレンジワインが今なお大量に造られ、生活に溶け込んだ馴染み深いものとして多く消費されているのです。

オレンジワイン発祥の地②
フリウリ地方(イタリア)



イタリア北東部のフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州も、オレンジワインというカテゴリーが誕生した背景を語る上で外すことができません。


フリウリ地方といえば白ワインの聖地。


スロヴェニア国境のあたりで、ハイクオリティな白ワインが造られることでよく知られていました。


この地方で大成功を収めた生産者の1人が「ヨスコ・グラヴネル」


クリーンでみずみずしい白ワイン、そして小樽を使った複雑なワインのいずれもが成功し絶賛されました。


あくなく探究心でスタイルの違う偉大なワインを造ってきたグラヴネルが、新たな段階として1990年代から始めたのが果皮発酵でした。


2000年には伝統産地のジョージアにおもむき、2001年にはジョージアのアンフォラ(古代に用いられていた壺の一種)を導入しました。


フリウリ地方の多くの生産者がこの醸造方式に新たな活路を見出し、果敢にトライアルを重ねていったのです。


…ですが、実はワイン発酵時の温度管理がまだできなかった時代から、イタリアの多くの地方で白ブドウを果皮と一緒に発酵させた、濃い色合いのワインが造られていました


「オレンジワイン」は新たなカテゴリーとして世界的ブームを迎えますが、フリウリ地方もジョージアも“原点回帰”する形でオレンジワインの手法を確立したと言えますね。



もっとオレンジワインを知りたい!と思った方は、オレンジワインガイドブックをチェックしてみてくださいね。

オレンジワインブームを作った、イタリア・フリウリ地方とジョージアの2つのブーム震源地をはじめ、7年にわたり各国を渡り歩いて オレンジワインを飲み尽くした著者が書き下ろした、オレンジワイン愛に満ち溢れたストーリーは、読み応え満点!オレンジワインの基礎知識がわかるコラムも満載です。ワインファンなら、必携の1冊となること間違いなし!



おすすめオレンジワイン



オレンジワインのことは分かったけど、実際どのワインがおすすめ?」


ということで、ここからはタイプ別におすすめのオレンジワインをご紹介していきます。


上品タイプのオレンジワイン


「ルー・デュモン(スタジオジブリ コラボレーション)
 天地人 フレンズ オレンジ」



オレンジワインの中でもクリーンで上品なタイプ

フランスのブルゴーニュ地方で活躍する日本人醸造家・仲田晃司さんが南フランスで手掛ける1本です。


しかもこちらは、スタジオジブリとコラボしたワイン!


ジブリのプロデューサーであり、書家としても活躍中の鈴木敏夫氏が、ジブリ大ファンである仲田氏のために特別にルー・デュモンのワインラベルを手がけました




フレンズ」という名前の通りとても親しみやすいオレンジワインで、初めて飲む方にもおすすめの1本。


色合いは淡めでオレンジの皮のビターな香り、白コショウ、ジンジャー、ほんのりアーモンドの香りも。


ドライオレンジのフレーバーにジンジャーのようなピリッと感やきめ細かく溶け込んだ酸味、苦味が味わいを引き締め、余韻にまで続きます。


飲む時の温度は冷やしすぎない方が風味が断然膨らみ、良さが存分に生かされますよ。



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友達と気軽に楽しめ、幅広い料理に合わせられるフードフレンドリーなオレンジワイン



日本産オレンジワイン


「ココファーム 甲州F.O.S.」


1984年にワイン造りを始めた、栃木県足利市のココ・ファームワイナリーが手掛ける1本


F.O.S.は Fermented on Skins(果皮発酵)の略で、山梨県勝沼町産の甲州を使用しています。


このワインが初めて造られたのは2004年のこと。

フリウリ地方でオレンジワインの製法で造られたワインが出始めた時期と重なり、日本のオレンジワインの先駆けと言えます。


とは言え、当初は渋みがとても強い仕上がりで試行錯誤の末に、ようやくここ最近でスタイルが確立してきたようです。


ヴィンテージによる違いはありますが、風味豊かでオレンジワインらしさが存分に楽しめる1本です。


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甲州種を果皮や種と一緒に醗酵させたオレンジワイン。複雑なアロマ、繊細な渋み。グラスに注ぐと、刻々とその味わいを変えていきます。


力強いタイプのオレンジワイン


「ストリ・マラニ ルカツィテリ」


ジョージアで最も重要なワイン産地カヘティ地方で造られるオレンジワイン


カヘティ地方の気候に適した「ルカツィテリ」という地元品種を使い、伝統製法で造られています


ストリ・マラニは2014年に創業したワイナリーで、規模が小さいながらジョージアの伝統的なワイン造りを復活させようと取り組む生産者。


特徴ある味わいとクオリティの高さに重点を置いているため、世界のワイン愛好家から高い評価を受けています。


地中に埋められたクヴェヴリで発酵後、密閉した状態のクヴェヴリの中で引き続き果皮とワインとの接触を2〜6ヶ月続けます。


クヴェヴリを開けて上澄みの約30%のクリアなワインを瓶詰めしたのが、こちらのワイン。


長期間にわたって果皮接触を行ったことが納得の色合いの濃さ


ジンジャーや酵母の香りが感じられ、なんだかクラフトビールを思わせるよう。


オレンジのようなフレーバーと旨味がありつつ、舌に渋みや苦味、金属のような硬さも感じます。


スパイシーでドライな余韻が印象的でした。


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たっぷりとしたボディに柔らかい酸味、マイルドでシトラス系の果実の印象。ジョージアの代表格である白ブドウ・ルカツィテリを使用しクヴェヴリで仕込んだ、伝統的なスタイルのオレンジワイン。


おすすめオレンジワインは今後も更新していきます!


最後に


世界に人気が拡大するオレンジワインについてご紹介しました。


新たなワインのトレンドのようにも思えますが、実は古の時代から伝統的に用いられてきたワイン造りの形でもあるのです。


こうした背景を知りながらオレンジワインを飲んでみるのは、より味わい深いものになるはず。


この記事が、オレンジワインを試してみたいなと思った方のお役に立てば幸いです。


ちょっと気分を変えてワインを楽しみたくなったら、ぜひ「オレンジワイン」にトライしてみてくださいね!



それでは今回の記事は以上です。

hiromi
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この記事を書いた人

佐藤 洋美
佐藤 洋美Delight-Full Wine代表
個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine