ワインを横向きで保存する理由。立ててOKなワインとは?
ワインを保存する時に「横向き」にするのは何故だろう?
どんなワインでも横に寝かせて置いておくべきなのかな?
こんな疑問を解消する記事です。
ワインの保存に関して、
・横に寝かせるべき?
・または立てておいて問題ないの?
・なぜ横に寝かせて保存することが多いんですか?
皆さん疑問に思うことが多いようで、実はレッスンの中でもたびたびご質問をいただきます。
たしかに、ワインショップではワインが横に寝かせてあるのをよく見かけますし、ワインセラーも横向きにワインを置く設計になっていますよね。
結論からいうと、ワインが横向きに寝かされる理由は「コルクを乾燥させないようにするため」なんです。
ワインの栓に用いられる「コルク」は、天然の木材を使用しているため、乾燥すると縮んでしまいます。
コルクが乾燥するとボトルの中に空気が入りやすくなり、ワインの酸化を早めることとなります。
抜栓してから数週間経ったコルク。乾いて縮みました。
実際に写真で確認すると分かるように、栓を抜いて空気に触れた状態の天然コルクは、時間の経過と共に徐々に乾いて縮んでいますね。
つまり、ワインを横向きに寝かせているのは、コルクを乾かさないようにするためなのです。
液体とコルクを常に接触した状態にしておくことで、コルクが潤って膨張した状態を保ち、ワインを健全な状態で保存することができるわけなんですね。
ということは、天然コルクではなくスクリューキャップを使用したワインであれば横に寝かさなくても大丈夫!
また、購入してからすぐ飲むのであれば、天然コルクで栓をしたワインであってもそこまで神経質になる必要はありません。
・ワインを寝かせて保存する理由は、天然素材のコルクを乾燥させないため
・スクリューキャップのワインや、買ってきて割とすぐに飲むワインであれば立てて保存しても大丈夫!
ワインの保存時の「横置き」か「縦置き」かは、ボトルに使われている栓と、飲むタイミングを踏まえて判断してみてくださいね。
ご参考になれば嬉しいです。
この記事を書いた人
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個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine
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