ソムリエ資格を取ってからの私の苦悩。

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さて、今日はいつもと趣向を変えて、私自身のことについて記事を書いてみようかと思います。


テーマは【ソムリエ資格を取ってからの私の苦悩】。


なんかちょっと暗い雰囲気ですが笑、、

23歳で飲食業界に足を踏み入れ、受験条件である3年の実務経験を経て26歳でのソムリエ試験1発突破


今年でソムリエを取って丸10年となり、お陰さまでワインの発信を生業とさせていただき…。


順風満帆にここまで進んできたと思われることがとても多いのですが、実はそんなこともなかったんですよ、というお話を今日はします。


こうしたお話は普段する機会もないのですが、ご興味あればお付き合いくださいね。



これまでの経歴については↑こちらに書かせてもらいました


好きになれなかったソムリエ教本と私の勉強法


ソムリエ試験は、タウンページ並みの分厚さの教本から試験問題が出されるのですが、本屋さんで売られているワイン本のような「読んで楽しい感じ」とは程遠い。。。

これは2020年版。毎年買い替えています。約750ページあり重い!



今の私であれば読み物として「すごく勉強になる!」のですが、合格を目指して勉強をする受験生にとっては膨大な情報量に気が遠くなりますし、

資格試験に興味を持った最初の段階でこの教本の存在を知るとたちまち「これは、、、無理かも…。」と心が折れてしまうような、そんな教本です。


(この本を製作されている方には大変失礼なことを書いておりますことをどうかお許しくださいm(_ _)m)


ですが、とにかく資格をとることを目標に飲食業界に転職していた私には、【一発で合格する】ことしか視野に入っていませんでした。


受験年の2010年には銀座のミシュラン一つ星のフレンチレストランで下働きをさせていただいていましたが、当時のソムリエの先輩からのアドバイスがとても心に残っています。


「1日1分でも良いから勉強すること!」



たかが1分、されど1分。



地道なコツコツを積み重ねていくことでしか望む未来は創れません。


今私がソムリエ(もしくはワインエキスパート)取得を目指している方に出逢えば、先輩からいただいたこの言葉を必ず伝えるようにしています。



レストランでの勤務は拘束時間も長く肉体的にもハードで、まだ若かったのでどうにかやれていましたが、本当は通勤電車や休憩中にちょっとでも良いから寝たかった。

だけど、1日1分、1日1問で良いから解ける問題を増やそうと、過去問をひたすら解いては不正解だった問題の解説文を持ち運びのできるテキストに書き込む。という形で仕事の日は勉強をしていました。



とにかくただ毎日できることをやるのみ



2010年10月、なんとか無事にソムリエ試験に一発合格することができたのです。

「ソムリエ」なのにワインのことを何も説明できない自分

2010年のソムリエバッジ(右)と2019年に取得したワインエキスパートバッジ(左)



念願だったはずのソムリエバッジを取得してすぐに直面した現実。


それは「ソムリエ=ワインのことを何でも知っているプロ」という目で見られちゃうんだ…(汗)ということでした。

いやいやそんなの当たり前でしょ!という感じかもしれませんが。苦笑


今思い返せば微笑ましくもありますが、ソムリエ1年生だった当時の私は、ソムリエ資格を持っていることをひた隠しにしたい想いに駆られていたのです。



だって、ソムリエ試験に合格した時点では、正直言ってワインのことをよく分かっていなかったから。。。

冗談みたいですが、今だから打ち明けられる話です。


ソムリエ試験の一次は言ってみたら”暗記の試験”です。

各国のワイン法や、産地ごとに造られることが認められているワインのタイプやぶどう品種、また地図上の位置をひたすら覚えたり。

膨大な試験範囲の中から出題されやすいところは何度も何度も繰り返し、でも別の国を勉強すると前にやったところを忘れてしまうので、また前に戻っての繰り返し。


試験年の私の自宅の壁は紙だらけ。

まるで大学受験の受験生のようでした。笑


教本にマーカーをひいた大事なところを中心にひたすら覚えていって、【点数を取るために】いかに記憶を定着させるか、というところが最優先だったので、教本を噛みしめるように読みながらしっかり理解するという点においては後回しになってしまっていたのです。


なので、いざソムリエに合格しました!念願のゴールドのバッジを手にしました!

となった時に、人に説明できるようなインプットができていなかった…という事実を痛感し、周りからの眼差しとのギャップに苦しむことになりました。。。


ソムリエを取ってからがスタートだった

そんなわけで、私にとっての本当のスタートはソムリエを取ってからでした。


周囲から抱かれる「ソムリエ像」に追いつくのは一朝一夕にできることではなく、でもプロとして“至らない自分”を見せてはいけない!という想い、だけどどうしても分からないことも多く、劣等感をなかなか拭うことができなかった。


全く上手に伝えられなくて不信感を抱かれてしまったり、質問をされてもしどろもどろになってしまったり(というか、分からないから質問しないでー!って思っていました笑)、

自分が情けなかったり恥を沢山かいたり、今思えばそんなことばかりだったような気がします。


でも諦めたり逃げる道が自分にはなく、立ち向かって現状突破していくしかなかったことが自分を鍛えることに繋がりました。



出来るからやる



ではなくて



やるから出来るようになる。




今でこそワイン講師をメインとして活動させていただいていますが、それもこれも何度も実践しては恥をかき、反省し、改善を繰り返しながら続けてきたから。


そしてどこまでいってもワインが好きな気持ちが止むことなく、こんな私とご縁があって関わってくださる生徒さんに少しでもワインの魅力をお伝えしたいという想いが尽きることがないから。


まだまだワインのことはすべて理解しきれていませんし、ワインを取り巻く世界も目まぐるしく変化しています。

ワインの探求にはいつまでも終わりがなく、きっと永遠に到達しきれないと思います。


でもだからこそ楽しいし夢中になれるし、どんな時も私を救ってくれる存在がワインなんです。

ワインに少しでも近づく過程を楽しみながら、皆さんに分かりやすくワインの魅力をお届けしていかれたらと思っています。



私が本当に未熟過ぎた頃から変わらず応援してくれるワイン仲間や先輩、今の私をいつも応援くださる皆さまに感謝の気持ちを込めて今日のブログを締めさせてもらいます。


ご覧いただきありがとうございました♪


 

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