ワインのアルコール度数と味わいの関係、料理との相性
ワインの「アルコール度数」、あなたは注目をしたことがありますか?
実はどのワインでも、ラベルの裏か表にアルコール度数が必ず書かれていて、そこからワインの味わいや合わせやすいお料理がイメージしやすいんですよ!
なので、ワインへの詳しい知識がない方でも、ぜひ注目をして欲しいポイントなのです。
今回の記事では、ワインのアルコール度数と味わいの関係や、数値から見る相性の良いお料理についてお話していきます!
アルコール度数はいつでも誰でもラベルを見れば分かる項目なので、ぜひこの記事を読んだらすぐにでも生かしてみてくださいね♪
それではさっそく見ていきましょう。
Contents
ワインの平均的なアルコール度数
「ワインの平均的なアルコール度数ってどれくらいだと思いますか?」
定期的に開催しているレッスンの中で問いかけてみると、「考えたことなかったです…!」というお声がよく返ってきます。
そうですよね〜、飲んでいるお酒の細かい数値を気にしてみること、なかなか無いかもしれませんね。
でも、意外かもしれませんが、ワインはアルコール度数が0.5%違うだけで口の中で感じるボリューム感(飲みごたえ)が変わってくるのです。
それで、大体のワインのアルコール度数がどれくらいかというと、、、
平均すると13%。
巷に出回っているワインのアルコール度数は12~14%のものが多いんですよ。
今、手元にワインのボトルがある方は、ぜひラベルのどこかに書かれたアルコール度数を見てみて欲しいですし、ぜひ今後ワインを飲む時にはチェックするようにしてくださいね!
アルコール度数に注目すべき理由
ではなぜ、アルコール度数に注目をすると良いのでしょうか?
そこには3つ理由があります。
- 大まかな味のイメージがしやすいから
- 合わせるお料理のヒントになるから
- 酔い具合や好みに合ったワイン選びができるから
ひとつずつ詳しく解説していきますね。
大まかな味のイメージがしやすいから
ざっくり言ってしまうとアルコール度数と味わいの関係はこのような感じです。
・度数が低いほどすっきり飲めて軽やか。
・度数が高いほどコクがあって飲みごたえを感じる。
数値が高くなるほどに、単純に酔いやすくなるのはもちろんなのですが、それだけでなく味わいに厚みやどっしり感が増していくイメージです。
そしてアルコール度数の低い・高いは「13%」を基準に考えてみてください。
ワインのアルコール度数の平均値である13%より、低い12%とか12.5%なら、酸味のすっきりした軽快なタイプの傾向ですし、
13.5%とか14%ほどであれば、より力強さやワインの丸み、コク深さを感じさせます。
…と、ちょうど今アルコール度数14%のワインを飲みながら、この文章を書いています(笑)。
合わせる料理のヒントになるから
アルコール度数は、料理を合わせる時のヒントにもなってくれます。
ワインと料理を合わせる時の基本的な考え方は「調和」。
生の野菜や魚介類などさっぱりした料理には、ワインもすっきりしていたり酸味のあるタイプが釣り合いますし、
肉の炒め物や煮込み系などしっかりめの料理となれば、ワインもそれに負けないコクや渋みがあった方が良いバランスになります。
アルコール度数の高さに応じて、料理の味付けを変えてみるのは日常にも取り入れられるはずです。
酔い具合や好みに合ったワイン選びができるから
シンプルですが、アルコール度数が高いほど酔いやすくなりますから、その時の酔い加減であったり、ご自身のお酒の強さに合わせたワイン選びの参考に数値をチェックするのも有効ですよね。
私もたまに、既にほどよく酔った状態で2軒目にいく時には、アルコール度数が低そうなワインを選んだりするのです。
ちなみに、低そう・高そうは何で測れるかというと、産地の気候が大きいです。
詳しいことはまた別の記事で触れようかと思いますが、一般的に涼しい産地よりも暑い産地の方がアルコール度数は上がりやすいのでその辺で判断したりしますね。
「私はあまりお酒に強くないな…」という方は、アルコール度数をベースにワインを選んでそれが自分の好みとマッチするかを判断基準にしてみるのも良いかもしれません。
まとめ
アルコール度数からイメージできるワインの特徴や相性の良い料理について、解説させてもらいました。
まとめると、、、
アルコール度数13%を基準とした時に、
それよりも低ければワインが軽やかな傾向で、さっぱりした料理と良いバランス。
それよりも高ければワインに飲みごたえが出てきて、コクのある料理と合いやすい。
このような特徴となってきます。
あなた自身の好みや食べたい料理、酔い具合などに合わせてワインを選ぶ時の参考にしてみてくださいね!
ブドウ品種や産地の知識がまだ少ない段階でも、アルコール度数だったらラベルから見つけ出せます!
少しずつラベルを読むことに慣れていきながら、アルコール度数と味わいの関係も掴めるようになると良いですね♪
今日の記事はここまでとなります。
この記事を書いた人
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個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine
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