能登の古民家フレンチ「ラトリエ・ドゥ・ノト」(輪島)でディナー


石川県輪島市、能登半島の厳選食材が楽しめるフレンチ「ラトリエ・ドゥ・ノト」(L'Atelier de NOTO)さんを訪問しました。

もともと輪島塗の工房だった古民家を改装した店内はとても落ち着ける和な雰囲気。


極上フレンチと共に素敵な時間を過ごせました。



>>お店の公式HPはこちら

先日記事にも書いた奥能登「ハイディワイナリー 」さんに訪問した日のディナーに、こちらにお邪魔しました。
幸せすぎた夜を写真と共に振り返ります。
(シェフともお写真撮っていただけてとても嬉しかったです!)


【この記事の執筆者】

ワインを愛するソムリエワイン講師。

2010年ソムリエ取得後もワインを学びニュージーランドでのブドウ畑での仕事も経験。

初心者でもワインは十分に楽しめる♪
ワインを知ることで広がる食事や人生の豊かさを伝えるべく、現在は当ワインメディアの運営と講師業をメインに活動しています。


2019年ストアカワイン講座No.1&トップレビューを獲得、2020年ストアカアワード優秀講座賞を受賞&トップレビューを獲得しました。


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有名な輪島の朝市からもほど近く、閑静な町並みの中に「ラトリエ・ドゥ・ノト」さんは佇んでいました。


注意していなければ通り過ぎてしまいそうなほど、周囲と溶け込んだレストランの外観。

 
レストランの建物は、輪島塗の塗師屋の工房であった古民家(長屋)を改装されてできています。

美しい中庭や町家の雰囲気を残した内観となっているため、フランス料理店ながら「日本の風情」を感じることができます。

フランス料理というと敷居が高いイメージがあると思いますが、私たちのレストランは「和」を感じながら気軽にフレンチを味わえる雰囲気となっております。

ラトリエ・ドゥ・ノト公式HPより



扉を開けレストランに入ると、静かで落ち着いた空間。


中庭が臨めるテーブル席に通していただき、グラスのシャンパーニュから心悦ぶディナータイムがスタートしました。



この日は上質な能登食材が堪能できるディナーコースBをお願いしていました。


最初の南瓜のスープは演出がとても素敵!


フタを開けると、中をくり抜いた器にスープが。


こうした心がときめく非日常、、レストランでのお食事の醍醐味ですね。



この後に続くお料理に合わせて、さぁ白ワインはどうしようか?


お店の方にご相談し、おすすめしてもらったボトルワインの中から選んだワインはこちら。


ソーヴィニヨン・ブラン2019/セイズファーム


富山県氷見市で造られる、ワイン好きの間でもたびたび話題に上がるワイナリー「セイズファーム」さんが手掛ける白ワインです。


ワイナリーにもいつか訪れたい!飲んでみたい!と願っていたセイズファームさんのワインに、ラトリエ・ドゥ・ノトさんで出会えるとは。


日本海側の土地という繋がりで、能登の食材と合わせていただけるなんて、粋な展開にとても嬉しくなります。。



能登牡蠣とフグのフラン。

フランとは洋風茶碗蒸しのようなもので、鮮やかなグリーンは春菊です。

ワインを合わせると口の中で爽やかさが際立ちます♪


真だち(真鱈の白子)のブーダン・ブラン。

泡のソースは貝のエキスを使ったもの。


このお料理とワインを合わせた時に、ワインのミネラル感や旨味が引き立て合う形で高まり、忘れがたいマリアージュでした。




お魚料理はクルマダイとイカ墨を使ったリゾットと、つるむらさき

あらから出汁を取ったブイヤベースソース。


お食事を進めながらつくづく、この日の白ワインのチョイスが正解だったことを実感。


ワインの温度が上がっていくごとに芯の強さを感じさせてくれて、青みのあるお料理から旨味やコクのソースとも相性がとても良かったです。



お肉料理に合わせて赤ワインをグラスでオーダー。


フランス南西地方のカオール 2014をサーブいただきました。



メイン料理の能登牛


地元食材をいただける喜び。美しい焼き具合です。


コース料理のボリューム感への心配もなんのその、満腹具合も心地よい。




デザートに小菓子、食後のエスプレッソ。



コースを終える頃に池端 隼也シェフがテーブルへと挨拶にお越しくださいました。


とても気さくなお人柄。


一度故郷である能登を離れたことでその良さを知ったことが、この土地でお店を開かれたきっかけでもあるようです。



この日の素晴らしいお料理をより一層パーフェクトなものへと昇華させてくれるような、素敵なひとときでした。



能登食材の素晴らしさを存分に生かした上品なフレンチ。


旅先での空気感を感じながら、和の趣溢れる古民家レストランで味わえた経験はこの上なく贅沢で、忘れられないものとなりました。



これから石川県や能登へ訪れる方へ心からおすすめしたいレストランですし、私もまた訪れたいです。



池端シェフにもまたお会いしたいです…!!


ありがとうございました。





…ちなみに、お店でいただいた美味しいパンは近隣の「ラポール デュ パン (Rapport du pain)」さんのもの。


情報を聞きつけ翌朝伺ってみました。


輪島に行かれた際にはぜひこちらもお立ち寄りくださいね!


公式HP>>https://rapport-du-pain.com/



もちろん輪島の朝市も必須です♪

とても素敵な輪島での滞在でした。




>>新レッスン情報はこちら





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この記事を書いた人

佐藤 洋美
佐藤 洋美Delight-Full Wine代表
個人でワイン講師やオンラインショップ、ワイン通信講座など、ワイン事業を行っています。
「正しく」より「楽しく」ワインを飲める人を増やしたい。そんな想いで日々活動しています。
Instagram:@hiromi_wine